高校通算本塁打

「高校通算本塁打」とは、高校野球において選手が高校在学中に記録した本塁打の総数のことです。この数字には、通常、公式戦だけでなく練習試合での本塁打も含まれます。ただし、明確な定義や基準が公式に定められているわけではなく、学校やメディアによって数え方や記録の扱いが異なる場合があります。そのため、単純に数字だけで選手の実力を比較するのは難しい側面があります。

例えば、近年注目された選手の一人、花巻東の佐々木麟太郎は高校通算140本塁打を記録し、歴代最多とされています。一方で、それまでの記録保持者だった早稲田実業の清宮幸太郎は111本でした。これらの数字は、彼らのスラッガーとしての才能を示す一方で、練習試合の数やグラウンドの広さ、対戦相手のレベルなど、条件の違いが影響していることも考慮されます。

また、2024年の選抜大会から導入された「新基準バット」（低反発バット）は飛距離が抑えられる仕様のため、今後「高校通算本塁打」の記録が減少する可能性も指摘されています。こうした背景から、この指標はあくまで参考値として捉えられることが多いです。

高校通算本塁打は20本以上打てばすごいイメージがあります。