一塁到達タイム

「一塁到達タイム」とは、野球において打者が打球を打った瞬間から一塁ベースに到達するまでの時間を指します。このタイムは、選手の足の速さや打撃から走塁への切り替えの速さを測る重要な指標とされています。特に内野安打を狙う俊足の選手にとって優れた一塁到達タイムは大きな武器となります。一般的に、計測はバットにボールが当たる瞬間から一塁ベースを踏むまでの時間で行われます。左打者は右打者に比べて一塁に近い位置からスタートするため、タイムが速くなる傾向があります。例えば、左打者で4秒を切るタイムは「俊足」とされ、プロ野球選手の中でも特に速い選手は3秒台前半を記録することがあります。有名な例として、イチロー選手はメジャーリーグでの平均一塁到達タイムが3.7~3.98秒程度とされており、最速では3.70秒を記録したとも伝えられています。一方、メジャーリーグでの最速記録には、ビリー・ハミルトンが2016年にマークした3.52秒などがあります。また、日本のプロ野球でも、源田壮亮選手(西武)が3.71秒、野間峻祥選手(広島)が3.68秒などの好タイムを記録しています。一塁到達タイムは単なる足の速さだけでなく、打撃後のスタートの切り方や全力疾走の技術も影響するため、選手の総合的な能力を反映する面白いデータと言えるでしょう。

一塁到達タイムを速くすればするほどヒットの確率は上がり、ゲッツーにもなりにくい。足は速い方がいいです

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