株価の予想
株価の予想にはさまざまなアプローチがありますが、大きく分けると以下の3つの方法があります。
✅ 1. ファンダメンタル分析(企業の実力を見る)
企業の「本当の価値(適正株価)」を計算し、現在の株価が割安か割高かを判断します。
主な指標:
- PER(株価収益率):株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)
→低ければ割安とされる - PBR(株価純資産倍率):株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)
→1倍以下なら解散価値より安い - 配当利回り:配当 ÷ 株価
→高いと人気が出やすい - 成長率(売上・利益の伸び):前年比での成長が続く企業は株価も上がりやすい
✅ 2. テクニカル分析(チャートを読む)
株価チャートの形や出来高を見て、売買タイミングを予測します。
主なツール:
- 移動平均線(5日線・25日線など)
- MACD、RSI、ボリンジャーバンド
- トレンドラインやサポート・レジスタンスライン
- ゴールデンクロス・デッドクロス
チャートだけを使うので「短期トレード」に向いています。
✅ 3. 需給・ニュース・テーマ分析(外部要因)
- 日銀の政策(金利や金融緩和)
- 円高円安など為替の動き
- 業界のトレンド(AI、半導体、脱炭素など)
- 決算発表や新製品発表
- 大口投資家の売買(外国人・機関投資家)
これらの要素が株価に大きな影響を与えます。
🔰 具体例:ソフトバンク(9434)の予想の流れ
- 決算資料を見て、利益や配当の推移をチェック
- PERやPBRが市場平均と比べて高いか低いか判断
- チャートでトレンドを確認(移動平均線の位置)
- ニュースで新サービスや政策の影響をチェック
📌 補足:AIやツールも活用できる
最近ではAIや統計モデルで株価を予想する「機械学習モデル」もありますが、一般投資家は下記のようなサービスでも十分です。
- Yahoo!ファイナンス予想
- 四季報の「会社予想」
- 株探の決算スケジュールや注目銘柄
- SBI証券のアナリストレポート
✍️ まとめ
方法 | メリット | 向いている人 |
---|---|---|
ファンダメンタル分析 | 長期的な価値重視 | 長期投資家 |
テクニカル分析 | 売買タイミングに強い | 短期売買派 |
外部要因分析 | トレンドに乗れる | 情報収集が得意な人 |