体調を良くするには
体調を良くするために特別なことをする必要はない。むしろ、多くの人は「何かを足そう」としすぎて、逆に調子を崩している。サプリを増やし、情報を集め、流行りの健康法を試す。でも本当に大切なのは、足すことよりも「整えること」だと思う。
まず一番影響が大きいのは睡眠だ。睡眠は気合ではどうにもならない。短くても平気な人はほとんどいないし、削った分は必ずどこかでツケが回ってくる。体調が悪いと感じたら、まず寝る時間を疑う。寝る直前までスマホを見ていないか、夜更かしが習慣になっていないか。これを見直すだけで、体は驚くほど正直に応えてくれる。
次に食事。完璧な栄養管理を目指す必要はないが、乱れっぱなしは確実に体調を落とす。ジャンクなものを食べたら、その分だけだるくなるし、集中力も落ちる。ポイントは「何を食べるか」より「どう食べるか」だ。よく噛む、食べすぎない、空腹と満腹の感覚を無視しない。この基本ができるだけで、胃腸はかなり楽になる。
そして意外と見落とされがちなのが、体を動かすことだ。激しい運動は必要ない。散歩でいい。軽いストレッチでいい。血流が良くなるだけで、頭も体も一段軽くなる。体調が悪いと動きたくなくなるが、だからこそ少し動く。無理はしないが、ゼロにしない。このバランスが大切だ。
もう一つ重要なのが、頭の疲れを減らすこと。情報を浴びすぎると、体も疲れる。SNS、ニュース、人の意見。気づかないうちに神経をすり減らしている。体調を良くしたいなら、情報を遮断する時間を作る。静かな時間は、薬より効くことがある。
最後に、体調は一気に良くならないという前提を持つこと。昨日崩したものは、今日だけでは戻らない。焦らず、戻す。整える。調子が悪い日は「今日は回復に使う日」と割り切る。その判断ができる人ほど、長期的には強い。
体調を良くするとは、自分を雑に扱わないことだ。無理を続けないこと。小さな違和感を無視しないこと。その積み重ねが、静かに、確実に、毎日の質を上げていく。

