ひたすら頑張る

ひたすら頑張る。
それは派手でも、かっこよくもない。才能があるように見えるわけでもないし、誰かに褒められる保証もない。ただ、今日もやる。昨日と同じことを、あるいは昨日より少しだけ前に進むことを、黙って続ける。それが「ひたすら頑張る」ということだ。
多くの人は、結果を急ぐ。すぐに変わりたい、早く成功したい、楽に報われたいと思う。でも現実は違う。現実は、地味で、遅くて、不安で、孤独だ。頑張っても何も起きない日が続く。数字は伸びない。反応もない。周りは楽しそうに先へ進んでいるように見える。そんな中で続けることは、正直つらい。
それでも、ひたすら頑張るしかない時期がある。
いや、正確に言えば「ほとんどの時間」はその時期だ。
成果が出る前には、必ず空白の期間がある。努力が結果に変わらない時間、積み上げたものが見えない時間。この空白に耐えられる人だけが、次の景色を見ることができる。多くの人は、この空白でやめてしまう。才能がないと思い、向いていないと決めつけ、違う道を探し始める。でも、本当は違う。ただ「まだ届いていない」だけなのに。
ひたすら頑張る人は、未来を信じている。
根拠がなくてもいい。確信がなくてもいい。ただ「続けた先に何かがある」と信じて、今日やるべきことをやる。感情が乗らない日でも、気分が落ちている日でも、淡々と手を動かす。やる気は行動の後に生まれることを知っているからだ。
努力は、すぐに自分を変えてくれない。
でも、確実に「自分の基準」を変えていく。
最初はしんどかった作業が、いつの間にか普通になる。以前は無理だと思っていた量が、気づけばこなせるようになる。この変化は静かで、自分では気づきにくい。でも、ある日ふと振り返ったとき、「あの頃の自分には戻れない」と感じる瞬間が来る。その瞬間こそ、ひたすら頑張ってきた証だ。
ひたすら頑張ることは、自己洗脳ではない。
逃げないという選択だ。
楽な道、すぐ結果が出そうな道、他人の成功をなぞる道。そうした誘惑を断ち切り、「自分が選んだ道を最後まで歩く」と決めること。これは簡単そうで、とても難しい。なぜなら、誰も保証してくれないからだ。成功も、失敗も、全部自分の責任になる。それでも前に進む覚悟が、ひたすら頑張る姿勢を作る。
報われるかどうかは、最後までやった人にしか分からない。
途中でやめた人には、永遠に分からない。
だから今日も頑張る。
昨日より完璧じゃなくていい。少し雑でもいい。効率が悪くてもいい。とにかく「やる」。積み上げる。続ける。誰にも見られていなくても、数字が動かなくても、自分だけは自分を裏切らない。
ひたすら頑張ることは、未来の自分への最大の投資だ。
今は何も返ってこなくてもいい。時間がかかってもいい。いつか振り返ったとき、「あの時やめなくてよかった」と思える日が来る。その日のために、今日も静かに、愚直に、全力でやる。
それでいい。
それしかない。

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