焼鳥利益
焼鳥屋の利益は、立地・客単価・回転率・原価管理によって大きく変わりますが、一般的な目安を具体的に解説します。
まず「原価率」。焼鳥は比較的原価が低い業態です。串1本の原価は約30〜80円程度。販売価格が150〜250円なら、原価率はおよそ30%前後に収まります。飲食業の中では優秀な部類です。
次に「客単価」。居酒屋型なら1人3,000〜4,000円、テイクアウト専門なら1,000〜2,000円が目安。アルコールを出す店は利益率が一気に上がります。ドリンクの原価率は20%前後なので、ここが利益のカギになります。
月商のモデルを考えてみます。
例)駅近の小規模焼鳥店
・客単価3,500円
・1日30人来店
→ 売上 105,000円/日
→ 月商 約315万円(30日営業)
ここから経費を引きます。
・原価30% → 約95万円
・家賃 30万円
・人件費 80万円
・光熱費 15万円
・その他経費 20万円
合計経費 約240万円
→ 営業利益 約75万円
つまり月70〜80万円が一つの目安です。
もちろん、これは「そこそこ回っている店」の例。人気店なら月商500万円以上も可能で、利益100万円超えも現実的です。一方で立地が悪い、回転率が低い、仕込みロスが多いと利益は一気に減ります。
テイクアウト専門で家賃・人件費を抑えれば、月商200万円でも利益40〜60万円は狙えます。キッチンカー型も固定費が低いので利益率は高めです。
ポイントは3つです。
① 原価管理(ロスを出さない)
② 回転率を上げる(滞在時間コントロール)
③ ドリンク比率を上げる
焼鳥は「高単価ではないが回転と積み上げ型」のビジネス。まさに副業や小資本開業向きのモデルです。固定費を抑えれば、利益率20〜30%も十分可能。
結論として、うまく回せば月50〜100万円の利益は現実的。ただし立地とオペレーション次第で天国にも地獄にもなる。飲食は数字管理が命です。
やるなら「感覚」ではなく「数字」で勝つ。これが焼鳥ビジネス成功の本質です。

